オージーワイン会 マウント・メアリー垂直

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今日のオージーワイン会は、
マウント・メアリーの垂直だった。
主宰者の説明は、
「クインテットはこの蔵のフラッグシップで
その名の通り5種類の葡萄のブレンドです。
カベルネ・ソーヴィニヨン48%、
カベルネ・フラン18%、メルロ26%、
マルベック5%、プティ・ヴェルド3%」

作り手のジョン-ミドルトンさんが
すでに亡くなってしまったそうなので、
遺作ともいえる貴重なワインだ。

どのヴィンテージも
複雑な味わいかおいしくて、
しかも、
その中でも微妙な違いがあって
たいへん興味深かった。

最初のリースリングは,
石油香ともプラスチック消しゴム
とも思える香りが強烈。
それがイヤな香りではなく
個性になっているのが面白い。

クインテットは、
2005は、甘い香りが印象的。
2004は、舌触りがよく、
素晴らしいレモンの香りがほんのり。
2003は、ちょっと寒い年だった感じで
少し閉じた感があった。
2002は、強くてしかも味が複雑で素晴らしい。
酸も強くて、味わいも抜群な複雑さだった。
2001は、ボルドー・ワインのような
インクっぽさが印象的だった。
2000は、今回の白眉で、
バランスがいい 素晴らしいワインだった。

総じて、
「澄んでいて雑味のないワイン」。
いい経験をさせていただいた。

料理もよかった。

エスニックなテイストの
茄子と子羊のムサカ風テリーヌは、
香りと旨みを吸った
クスクスがおいしかった。

たぶん
初めて食べた平スズキのボワレは、
カリッと焼かれた皮の味わいと
ソースと白身の相性が抜群。

エゾ鹿ロース肉のステーキ
"グランヴェヌールスタイル"は、
赤ワインにピッタリ。

すべて素晴らしかった。
ごちそうさまでした。