皿の気持ち

   ゆかにおちてわれたとき
   さらはしめたとおもったのだ
   これでおれはさらじゃなくなった
   もうチャーハンをのせなくていいし
   オムレツをのせることもない

「すき?谷川俊太郎詩集 詩の風景」を読んで、
この詩に魅せられた。

ひらがなだけの詩から
漢字混じりのちょっと難しい詩まで、
詩人からの
”こどもたちへのメッセージ”が綴られている。

中には小学校の校歌まである。
谷川俊太郎の詩による校歌を
歌って育つこどもたちが
どんなこどもになるのか
ちょっと見てみたい。

割れた皿がどうなったかって?
結末もなかなかいいですよ。

ぜひこの本を買って
こどもに読み聞かせてほしい。