蘇る「ブレードランナー」

「『ブレードランナー 』論序説」を読了。

何がきっかけだったか忘れたが、
思い出したように買って読んでみた。

ほとんど全てのシーンについて
写真付きで逐次解説を加えているので、
ぼくの好きなこの映画の各シーンが
頭の中に鮮明に蘇ってくる。

冒頭に出てくる
碧い瞳の超クローズアップの
映画史・映像学的な意味と
映画の中で徐々に明かされる
謎が論考の中心。

リドリー・スコット監督による
ディレクターズ・カットよりも
最初の公開版=プロデューサーズ・カットのほうが
映画の一貫性としては優れているという
主張が特徴となっている。
ぼくもそれに賛成だ。

ぜひプロデューサーズ・カットをまた見てみたいが、
どこかにあるはずのビデオが見つからない。
DVDで出してくれるとありがたいのだが・・・。