秋晴れの下、アファナシエフを聴きに

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今日は妻と浜離宮朝日ホールで
アファナシエフのピアノ。

「シューベルト・プログラムI」
   3つの小品(即興曲集)D.946
   ピアノ・ソナタ イ長調 D.959

開演が14:00なので
新宿で昼食をとってから
大江戸線・築地市場駅へ。

なんだか優等生的な雰囲気の中で
コンサートは始まった。

シューベルトはあまりなじみがない上に
最初の3つの小品はプログラムによると
「最も知られていない作品」だとか。
眠くなるのを心配したが、
さすがシューベルト、
3つの小品第2曲などの可憐な旋律の曲では
美しいメロディに聴き惚れてしまう。

もう一つの「最も知られている作品」の
ピアノ・ソナタはやや難しかった。
終わったところで、
ちょっと名残り惜しい感じに・・・。

すると興がのったのか
アンコールが3曲も演奏された。

会場の掲示によると
いずれもショパン。
   マズルカ Op.64-7
   マズルカ Op.68-2
   ノクターン Op.27-2

どれも分かりやすいメロディと
ロマンティックな演奏でたいへん楽しめた。

アファナシエフは、
のわりには(失礼!)、
繊細な高音とゆっくりなテンポで
ネットリとしたメロディの運びを創り出す。

嫌いな人もいるかもしれないが、
ぜひ一度は、
彼のレコード・アカデミー賞器楽部門受賞アルバム
「ブラームス:後期ピアノ曲集」を聴いてほしい。
なんと、今なら1050円!
(ぼくのお気に入りは冒頭の「3つの間奏曲」です)