気取ったインテリアで気取らない上海料理を

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森脇慶子さんと友人と3人で
メゾン・ド・ウメモト上海で遅い夕食。

イタリアンの店のような
白と茶色でまとめたモダンな内装と
スーツでキメたサービスの人。

というわけで、
すごく凝った料理を予想していたが、
料理は家庭料理っぽい。

「お金持ちの中国人の家で食べる
家庭料理みたい」
とは友人の言葉。
確かに言えている。

ピータン豆腐や老酒漬けの砂肝を
前菜に食べる。

しばらくすると、
3日以上前に予約が必要だという
”獅子頭”のスープが出てくる。
ソフトボールの球くらいの大きさの
巨大なミートボールを
大きな蟹爪と白菜といっしょに
白湯スープで煮たもの。

これが、
和食のお椀のような感じで
体に染みわたる美味しさだった。
獅子頭も単純なミートボールではないらしい
複雑なうまみがあった。

10年ものの紹興酒を飲みながら
マコモ筍、黄ニラ、押し豆腐など
さっぱり塩で炒めた皿を続けて食べる。
これがまた、
飽きのこないシンプルな美味しさだった。

その後、
フカヒレのスープ、
青梗菜の炒め物、
煮込みそばなど、
かなりの量を堪能する。

珍しいものとしては、
干し貝柱の炒め物。
干し貝柱をもどして
ほぐして炒めた単純な料理だが、
一緒に出してくれたご飯と食べると
抜群にコクがある。

上海蟹のミソを使ったチャーハンや
要予約の様々な特別料理が
店のウリのようだ。
でも、
安い料理は1皿630円からだから
上手く頼むと抜群に安くて美味しい
しかも、体に優しい上海料理ディナーを
味わうことができるはず。