朝日新聞10月30日夕刊に載った、
詩人・秋谷豊氏の記事にビックリ。
はじめて知ったが、
「クレバスに消えた女性隊員」という詩があるという。
救出に向かった隊員に、弱った声で叫んだそうです。
「宮川さぁーん、私ここで死ぬからぁー」
「宮川さぁーん、奥さんも子供もいるからー、
あぶないからぁー、もういいよぉー」と。
やがて声は聞こえなくなり、救助作業はうち切られました。
「白水さんは二十九歳、独身だった」。
こう結ばれる詩を詩人の石垣りんさんは、
「白水ミツ子さんのために建てた美しい墓」と呼んだ。
遺体は氷河に乗って14年後の夏、地上へ帰り、荼毘(だび)に付された。
一度読んでみたい。
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