ちょっと前になるが、
日曜日に娘が友達のバレエ発表会に
行くのに付き添って、
発表会の間の時間つぶしに
銀座で大友克洋の新作「スチームボーイ」を観た。
すでに観たという映画に詳しい友人によると
「製作に９年もかけたから絵はすごいけど、
話はちょっと・・・」ということだったが、
僕はビジュアルはもちろん話もなかなか面白かったと思う。
なによりも主人公の少年の
技術オタク少年ぶりが今の時代に合っている。
ヒロインのオハラ財団の令嬢スカーレット
（スカーレット・オハラ！）のキャラクターも
いかにもイマ風でウケるのではないかと思う。
しかし、なんといってもビジュアル！
一枚一枚の背景が絵として完成されている上に
自然な動きの大友克洋らしいキャラクターが
圧倒的なリアリティで迫ってくる。
文章にしてもうまく表現できないが、
一度は観てみることをお薦めします。
最後に一言・・・。
主人公の祖父ロイドのキャラクターは魅力的だが、
滑舌がいいんだか悪いんだか分からない中村嘉葎雄の声で
かなり歯の浮くセリフを長々ときかされるのにはちょっと閉口した。
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