ノートルダム大聖堂炎上の衝撃

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"今度の火災後、
フランスのテレビ局の特番を動画で見ていたら、
旧知の歴史家ピエール・ノラが
大聖堂の建物自体がこの小説の影の主人公だと指摘していた。
...ノラはまた、
後陣の尖塔(せんとう)が火だるまになって崩壊したとき、
マンハッタンのツインタワー・ビル炎上のときに似た
衝撃を受けたと語っていた。"

昨日の朝日新聞朝刊読書欄より。

ノートルダム大聖堂の火事に
私のかなりのショックを受けましたが、
「マンハッタンのツインタワー・ビル炎上のときに似た衝撃」というのは、
そのショックの性質をうまく言い表していますね。

"テロと失火、災厄の原因の違いにもかかわらず、
同じことを感じたのは彼だけではない。
あのとき、誰しも無意識のうちにもっている
永続性への漠然とした信頼が瞬時に揺らぎ、言葉を失った。"