"一生の宝物"

今日読み終えた本にこんな一節があった。
父親は癌で入院していた。

「父が病気になってからというもの、
それまで遠くに住んでいた家族が
毎週のように集まるようになりました。
あの家族の時間は、
父が私たちに残してくれた、
一生の宝物になりました」
(川内有緒「パリでメシを食う。」

こんな言葉が身に沁みる歳になりました。

ひょんなことから
パリに住むことになった
ちょっと変わった人たちを書いたこの本。

「自由に生きる」という
一貫したテーマが眩しい。