母の日は妻とオペラへ

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今日は新国立劇場のマチネで、
ショスタコーヴィチのオペラ
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」を観てきた。
知人からいただいたチケットだが、
なんと前から6列目の真ん中(20番、21番)で、
素晴らしいロケーション。

内容はとても暗?い話で、
豪商の息子の嫁が使用人と不倫して、
舅と夫を殺してしまう。

前半は、
聞きしに勝る下品さで、
ちょっと眉をしかめるほど。
また、構成が複雑で
なんだか盛り上がりに欠けた。
しかし、
東京交響楽団の音が素晴らしく、
ハッとさせる瞬間が何度もあった。

後半は、
前半の伏線を解きほぐしていくため、
劇も音楽も分かりやすく、
ショスタコーヴィチのユーモラスな面が
ハッキリと出ていて楽しめる。

主役の2人が太り気味なのが
ちょっと興醒めだったが、
カーテンコールで
女性歌手は妊娠7?8ヵ月くらい
だということが分かってビックリ。

全体的には、
演出・音楽が興味深かったので、
十分楽しめた公演だった。

こんどは東京交響楽団で
交響曲を聴いてみたいものだ。